- 「高丸菊丸」についてほんの少し触れてみたいと思います。
その前に、少し寄り道の話になりますが、実は私はおりにふれて「パソコンに疎い」事を標榜しておりまして、「検索」等と言うものは「行う必要が有りませんでしたので、これまで、ほとんど行った事がありませんでした」。
今回、「高丸菊丸」の「おもしろブック」に於ける作者の名前が、確か「桜井はじめ」だと記憶していたのですが、100%の自信が無く「検索」と言うものを行ってみましたる処(!!!)、確かに「桜井はじめ」である事を確認いたしましたので、「よかった・・」と思いました。
処で、「おもしろブック」に連載されておりました「高丸菊丸」は、一応「原作」なのですが、「映画版」とも「ラジオ版」とも少々違うストーリーです。
- しかし、「検索」してもどこにもこの「原作版」のストーリーは出ておりませんので、私の「いい加減な記憶」を頼りに簡単ではありますが、「おもしろブック」誌上に於ける「高丸菊丸」を書いてみたいと思いました。
- 以下は簡単なストーリーです。
「高丸菊丸」の兄弟は山中で「面打ち」を行っている、「元・高貴な家」の末裔である「父」と「やさしい母」の四人で平和な生活を楽しんでいた。
処がある日、悪の大名「朝光」により、父は殺され母も連れ去られてしまう。
- 父「伯楽王」は財宝の存在を兄弟に告げ息絶える。
兄弟は「朝光」を倒そうと腐心するが、なかなか上手くは行かない。
兄弟は「朝光」を快しとしない山賊「赤ひげの虎王」と出会い、「兄弟」の意気に感じた「赤ひげの虎王」は「力」を貸す約束をしてくれる。
- しかし、裏切り者の手により「菊丸」は谷底に落され、「赤ひげの虎王」も盲にされて捕まってしまう。
絶体絶命の「高丸」を助けたのは、「海底軍船・黒くじら」(早い話が潜水艦ですな・・)に乗る、正義の使徒「はやぶさ王子」であった。
「はやぶさ王子」は変幻自在の術を使う「白衣の快傑」である
- (アラーの使者にそっくりだヨ〜ン)。
しかし、「朝光」は異国の地より恐ろしい「妖術使い」を呼び寄せ、暗黒の呪文で「はやぶさ王子」の動きを封じようとする。
一方、囚われていた「赤ひげの虎王」は「高丸菊丸」兄弟の「母」に助けられ、目が見える様になり、「朝光」の手から脱出、九死に一生を得た「菊丸」と合流する。
そして、生気を取り戻した「はやぶさ王子」は「黒くじら」に乗り「朝光」の海軍と決戦の時を迎える・・。
・・とまあ、この様な調子の話なのですが、「おもしろブック」の購読を途中で止めてしまいました為、結末は知りません。
「映画版」と大きく違うのは、なんと言っても「はやぶさ王子」ですね。
- やたらと格好の良い「黒くじら」も「潜水艦」であると言う設定が違っています。
面白いのは「妖術使い」の呪文ですね。
- 「何と言う恐ろしい呪文だ・・」と言って人々が眉をひそめるその文言は、
- 「ウランバートル カラコルム・・」
- と言うのです。
尚、白衣の快傑「はやぶさ王子」の正体は、「高丸菊丸」兄弟の遠い親戚筋に当たる「異国の王子様」と言う設定です(変なの・・)。
2004年7月
「高丸菊丸」の表紙画像はこちらです。
|